統計が何に役に立つかというのを知っておきたいので、面白そうなタイトルの本を探して買って読んでみたので、わかる範囲であらすじと感想を少し。
コンピュータの賢さが人間を超えつつあり、
自然現象や人間の思考を論理的に表現しその論理で計算することで、
チェスが人間より強くなったり相場の予測をして市場を動かすほどになったりしていることが述べられている。
この論理的に表現する方法として「自然演繹」という方法があり、
記号を使って式のように表現することができる。
この式をコンピュータでつなげてプログラミングすることによって
現象から予測される結果を推測できる。
感想:ここでとても引き付けられたので思わず買ってしまったのでした。
また、人の行動の場合、自分の持っている情報や相手の出方を考えてから行動することから
自分と他者の損得や傾向などを分析して戦略を立てる手法として「ゲーム理論」というものがある。
感想:このゲーム理論が面白そうです。
しかしコンピュータには予測の限界があり、それは「不確定性定理」というもので証明されている。
そのため、予測が外れるリスクは完全には排除できない。
感想:相手の作戦を予想して作戦を立てると、その作戦を予想してさらに相手が作戦を立て、
それも予想して作戦をたてると、それもさらに予想して作戦を立て・・・
という感じで結局無限に続くので、
どこかで踏ん切りをつけて結論を出すしかないというイメージで理解したんですが合ってるんでしょうか。
経済では自分の持っている情報が相手も持っているかどうかや、
他人の戦略に呼応した戦略をとるようなこともある。
これらは「様相論理」で表現することができる。
これらの現象は白か黒かの明確な判断ができないため、
確率や重み付けを行い、「ゲーム理論」によって表現することができる。
金融取引の相場は様々な予測の衝突の結果で決まっており、
ゲーム理論の中の均衡状態から生まれている。
感想:なんだ結局確率予測なのかという感じではあったのですが、
うまく予測すれば世界を先読みできるような凄さは感じられました。
ゲーム理論を勉強してみたいとますます思ったのでした。
全体の感想:
途中で~の定理など覚えないといけないようなものが出てきて素人には読みにくかったのですが、
とにかく前に進むことで大まかな流れは読み取れました。
面白かったので統計と同時にゲーム理論も勉強してみたいと思います。